週刊「野菜だより」(たまご新聞)からの抜き書きがほとんどです。
ちなみに、「こらぁ」や「ムッ」は読む方の気持ち?
その節は、あしからず(^^;

関連写真。

 2003年9月25日以降の書き込みは → こちらに 


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農業委員会の悪だくみ
03/09/25

 さる9月22日、北茨城市の農業委員会で、すべての審議が終わった後のことです。会長が「これをもって本日の会議を終了します」と宣言したのですが、それに続けて、「鈴木孝夫委員と事務局には退室いただいて、それ以外の委員の皆さんはそのまま席に残ってください」というのです。正式な会議が終わった後に、一部の委員と事務局を排除して、何なんでしょうね?
 たまたま用事があって会議室の近くにいたのですが、相談事は10分たらずで済んだようでした。退室してくる同僚委員に「自民党の悪だくみは終わったのげ」と声をかけたところ、「おいらの集まりはすぐに決まっから」との返事でした。いったい何を話したのかはさっぱりわかりませんです。ということにしておきます。

*  
 さて、以上のできごととは無関係な余談です。ということにしておきます。
 衆議院の解散、総選挙が日程に上っています。米改革の大綱が法律となって具体化されて、いよいよ自民党や公明党による農業つぶし政策が仕上げの段階に入ろうとしています。この期に及んでなお、農家の代表さんたちは自民党を、それも県議会に巣食って肥大してきた土建屋さんのセガレを支持するのでしょうか。
 いえいえ、もちろん農業委員さん全員が熱心に支持しているとは思いません。私に退室要請をした会長さんも「鈴木委員は居心地がよくながっぺがら」と近づいてきてくれて、たまご新聞のネタにさせてもらいますと話すと「あんまりイジメないでよ」。そんなやりとりもありました。
 農業委員などの役に就くと、個人の意思とは関係なく、自動的に自民党の系列に入るような流れができているようです。しかし、もう改革のときではないでしょうか。一人ひとりが勇気をもって、地域の農業と食べ物を粗末にする政治に異議ありの声をあげるときではないでしょうか。

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待ち遠しい新米
03/08/15
  おかげさまで、うちの米の保冷庫が底をつきました。この紙面で2002年産「恋愛米」の完売宣言をさせていただます。ありがとうございました。
* 
 春、種まきの時点での腹づもりでは、8月中には新米を収穫するはずでした。ところが目論見は、この夏の低温の下で、あっさりズレちゃいました。7月中の出穂を期待していたのに、10日は遅れています。
 それでも、どうにか早生種の米の穂は出そろったので、ちゃんと稔ってくれれば9月上中旬には収穫ができるのではないかと期待をつないでいるところです。どうぞお待ちいただければ幸いです。
* 
  写真は、「ひとめぼれ」の田んぼです。東北地方で多く栽培されている米で、関東で作付けすると早生系の生育をします。耐冷性が強いといわれる品種でもあります。
 ここ数年つづいた暑い夏の条件下では、中生のコシヒカリも、早生のはずのヒトメボレも、さほど生育に差はなく、だったら全部コシヒカリでいいかもしれないと思い始めていたりもしました。
 ところが、今年のように冷夏のもとでは、きっちりと品種の違いが出て、生育に差がみられるようです。うちより10日以上も早く田植えをしたところでも、まだコシヒカリは穂が出そろっていません。
 不勉強をさらしちゃうようですが今まで、耐冷性というのは、幼穂や花粉ができるときに低温障害を受ける度合いとしか理解していませんでした。でも、それだけでなく、冷涼な気候の下でも遅れずに生育するという特性でもあったのかなぁと気づかされたようなしだいです。
* 
 稲の穂が出る前の花粉ができる時期に、最低気温が17度を下まわると不稔につながるそうです。参考までに気象庁のデータによると、北茨城市の今年の7月下旬の最低気温は下記のような経過だったそうです。
18.5 14.8 14.8 15.6 17.9 18.0 15.9 15.4 16.5 19.8 17.8
 なんとも微妙な数字がならんでいます。もし、低温による障害不念という決定的な被害が起きるとすれば、すでに答は決まってしまっていることになるのですが、さて…
 そこまでの冷害ではなくてもこの悪天候と低温続き。米の収量減は明らかだと思います。(下記も関連記事)

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早場米相場、5割も高く
03/08/15
 10年前の、あの大冷害を思い起こさせるような異常な天候のもとで、今年産の米の出来に対する不安が広がっています。
 そんななか、直近、8月12日に実施された早期米取引の情報が届きました。それが下の表で、落札価格は、昨年の同時期と比べ、7800円、48%も高くなっています。
 上場数量500トンに対し、申し込み倍率は8.7倍にも上ったそうです。申し込み業者は68社もありましたが、落札業者は4社。大手業者による買い占めというのが実態のようです。
 米あまりの宣伝が行き渡ったおかげでしょうか、今のところ消費者のところでのパニックは起きていませんが、米の流通業者は「米不足」の再来を期待しているかのような価格の高騰ぶりではあります。

産地
銘 柄
販売数量
落札価格
昨年同期
価格差
価格比
宮崎
コシヒカリ
495.8t
24,091円
16,300円
+7,791円
147.8%

※ すずき産地の米は2003年産も、稲の作況や周囲の相場に関わらず、これまでのお得意様にはこれまでと同じ価格で販売いたします。


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汗と自然が育んだ力強さと感性
03/08/07

 イラク戦争に象徴されるように、なんでもアメリカに追随する「非効率」。また、大北川に建設中の小山ダムにもみられるように、政治屋と一部の企業のために税金を浪費する「非効率」。
 そうした、とてつもない「非効率」には手をつけないまま、いっぽうで「効率化」の名のもとに弱い者、弱い産業をどんどん切り捨てようというのが、現在の小泉政権の「構造改革」です。しかし効率化を追ったつもりが経済全体を冷やしてしまい、どん底の不景気がつづいています。
 中小業者や農業、そして一人ひとりの命と暮らしを大切にすることなしに、経済も社会も豊かにはならないということに気づかない政治は早く終わりにしたい。気づいても修正できない自民党や公明党の政治こそ構造改革すべきなんだと思います。
 さて、おととい(火曜)の新聞各紙の記事にお気づきでしょうか。秋にも予想されている総選挙に日本共産党から25歳の女性が立候補することになりました。なんと!? すずき産地で4年以上、泥とホコリにまみれ有機農業の現場で汗を流してきたトモちゃんこと大内智子さんです。
 そんな若い子に何ができる!? いえいえ、知識も経験も豊富なはずのセンセイ方が築いてきた結果が、国と地方で700兆円にのぼる借金残高。そして予算の半分しか税収がないのに、借金を重ねて甘い汁にしがみつく構造です。こんな政治を変えようとするとき、利権やしがらみにとらわれない若い発想こそ大いに力になるはずです。
 大内智子さんは、うちへ来る前、北海道の音威子府村の酪農家で2年ちかく働いていました。当時をふりかえって、こんなふうに話します。
 「ほんとうに田舎で何もないようなところなのに、住んでいる人たちは皆んな自分の村が好き。それが強く伝わってくる。それが素敵なの」
 たった一人で北の大地に飛び込む大胆な行動力。そして自分の街を好きだと思う人たちがいることを素敵だと言える感性。効率的でないと切り捨てられようとしている農業の現場にみずからの青春を賭けてきたトモちゃんです。他人を蹴落とす競争でなく、みんなが幸せに豊かになる協奏。そんな政治を切りひらいてくれると期待します。
 この春、いっせい地方選挙のときに、トモちゃんは選挙カーのアナウンサーとして県内各地を駆けめぐりました。そのとき、インターネットの掲示板に次のような書き込みをしていました。
 「先日、宣伝カーに乗りました。県の北の端に住みながら、西端〜南端とハードスケジュールでしたがアナウンスをやりました。選挙があることを伝えたいし、投票に行って欲しい想いで。
 マイクを握ると周りの空気が伝わってきます。ほとんどの人が人ごとのようなシラケたムードです。でも、投じても投じなくても一票なんだよねえ。
 イラク戦争で犠牲になっている子どもの写真。悲しくなります。知らないって、無関心って、こんなムゴいことを平気でやれちゃう。
 そこのシラケた奴! 振り向かせてやるからな! 自分には関係ないなんて言わせないんだからぁ。んなわけで、ヘトヘトになったのでした」

 罪もない子どもたちを殺すことに手を貸す日本の政治を変えたい、政治に関心をもってもらいたいと、ヘトヘトになるまで頑張る…まっすぐな情熱がまぶしいほどです。どうぞ注目と期待と応援を!


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学校給食のパンに残留農薬
03/07/17

 先日、北茨城市の学校給食で出されているパンを、農民連の食品分析センターに依頼して、残留農薬について調べてもらいました。
 結果は、マラチオンとクロリピリホスメチルという、いずれも有機リン系の農薬が、ともに0.002ppmと微量ですが検出されました。畑から収穫した後、船に積んで輸入するさいに散布される農薬、いわゆるポストハーベスト由来のものだと考えられます。
 マラチオンは、国の定めた基準に比べれば低い値ではあります。でも、わざわざ摂取することはないよねぇ。いっぽうクロルピリホスメチルは、環境ホルモンとしても知られるそうで、国の基準は設定されておらず、すなわち検出されてはならない農薬です。
 いずれにしても国産の原料を使えば、そんな物を食べさせなくても済むわけです。カネや効率よりも、子どもたちの健康を第一に考えたいものです。


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熱心な保健師さんの小言大事 子どもたちの身体が異常
03/07/10

 写真は大宮町の保健師をなさっている金子さん。町で実施した子どもたちの尿検査のデータについて紹介してくれました。
 50人も集まっててんやわんやだったけど、もっと驚いたのは検査の結果のほう。50人中、なんと28人もが異常値で、潜血尿 [+] もしくは [±] だったというのです。みんな腎臓病の予備軍だそうです。
 「それと、いいウンコをしていない。子どもは毎日150グラム、小さいバナナくらいの黄色っぽいウンコをするのが健康なのに、黒っぽいウンコがちょこっとだけ。そういう子どもたちがとても多くなっている」
 もちろん「食」が原因です。親と社会の責任は大きい。
 「食生活の理想はピラミッド型で、その底辺に位置するのはエネルギー源である炭水化物。ご飯やパンをしっかり食べることが基本なのです。ところが今の子どもたちは、まともにご飯類を食べず、油脂類を摂りすぎ、さらに甘いジュース類を飲み過ぎている」
 「たとえばノドが渇いたときには、お水を飲むのがいちばん。脱水症状のようなときにはポカリスエットなどの電解質飲料は確かに効果的だけど、そんなものを日常的に飲めば、それはそのまま腎臓の負担になる」
 「将来、まともに社会で働ける大人がいなくなってしまう。そんな子育て・食生活をしていていいはずがない」
 と、金子さんは専門家の立場から警鐘を鳴らします。そして、「煙たがられようが黙ってはいられない。うるさい保健師としてこれからも頑張ります」 とも。ついうっかり私(すずき)が、もう20年近く健康診断を受けてないと口をすべらしたら、きっちりメールで怒られました。というのは後日談。


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わが子のまっすぐを信じる  教職に復帰する友人と交わしたメールから
03/03/27

 > お嬢さんのメールはとてもしっかりしていて、親への配慮もあって立派。
そ、いい子です。その子が居場所がないと感じる学校のあり方に問題があるというのが私の基本スタンスです。
 > 学校のことは、私は行っても行かなくてもいいと思う。そのことで精神的に参ってしまうのが痛ましいけれど。
そのとおり。うちのばあい、ばあちゃん(私の母)が気にしていましたが、私がブロックしてバアちゃんの心配やお節介を本人に伝わらないようにしました。はじめのうちだけね。
その後は兄弟を含め、まったくふつうに仲良く付き合っています。
 > だから、来年というか4月から3年ぶりに担任を持ちますが、不登校の子には、強制するのはやめようと考えている。連絡だけは密にとって。
うちの子の担任も、ときどき顔をみせていたけど、先生が来るたびに次女が先生にも学校にも心を閉ざしていくのが端で見ていてわかりました。
「かなえちゃんを応援したい」という担任でしたが、「応援されるべきはあなただということに気づいてほしい」という意味のことを遠回しに言ってやったつもりでした。まったく伝わらなかったようです。
学校や教師が、みずからの現状を正義?として固定している発想から変わることが求められていることに気づくにはまだ時間がかかりそうです。
うちの次女は、みずからの小学校生活をかけて(犠牲にして)、そのことに警鐘を鳴らし続けたのに、ね。
 > 生徒の夢を支えることが教師の仕事。
あいかわらず肩に力が入ってるねぇ。たしかにそうだけど、その前に自分が夢をもらう仕事だってことを基礎においてるのかなぁ。
 > だからあなたたちも夢を持ってって。それをお嬢さんにも伝えてくださいな。
たぶんそういう「上」からの言葉が彼女の心を閉ざさせてしまうキーワードなのかもしれないと思ってる。
たとえば校長の顔色うかがいを優先しているというか、そんなふうに底が割れていることを子どもなりの感性で見切っている可能性は小さくない。
いわば見下したいそのセンセイに「上」から話しかけられたら、ムカツクということになるのは、そちらの気持ちのほうがまっすぐだと思う。
だから次女にはたぶんあんたのほうがまっすぐで、あんたの気持ちのほうが正しいんだよ。と何度も言ってやりたかったし、少しは言ってきた。
ただし残念ながら、いま社会的には、あんたのほうが損をすることになる、とも付け加えて。
しかし最終的には、やっぱり世間的な損得より、子ども自身のまっすぐを信じて大事にしたい。そんなことを私は次女から教わったのさ。


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大工仕事は内緒で?
02/05/09

 うちでは、軽トラをふくめて3台の車に乗っています。もちろん中古車ばかりで、購入価格は3台合わせて50万円ほどにすぎません。
 そんなうちが買い換えたトラクターは、いわゆる新古車でしたが、アタッチメントを含めて250万円を超える価格で、農業者年金を解約しての投資です。とは前に自慢(になってないけど)したかな。
 とは、前置き。この高額機器を格納するために、倉庫を自力で建てています。100の仕事をこなすのが百姓。大工仕事だってその中の一つだよ、とはいつもの吹聴ですが、ちょっと内緒にしようかな。
 だって、有事法にもとづいて業務従事命令が出される(徴用される)可能性が高い職種一覧からすると、3、4、5あたり私やばいじゃん 。

 1. 医師、歯科医師又は薬剤師
 2. 保健師、助産師又は看護師
 3. 土木技術者又は建築技術者
 4. 大工、左官又はとび職
 5. 土木業者又は建築業者及びこれらの者の従業者
 6. 鉄道事業者及びその従業者
 7. 軌道経営者及びその従業者
 8. 自動車運送事業者及びその従業者
 9. 船舶運送業者及びその従業者
 10. 港湾運送業者及びその従業者
         
(停戦委員会YUJI * STORY から)


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米の供出を強制されてからでは… 
02/05/09

 唐突ですが、選挙法の話。たとえば市議選は、選挙運動の期間は公示から投票日まで1週間と決まっています。それ以前に候補者の宣伝をすることは、事前運動として禁止されています。
 ところが選挙期間に入ると、候補者の名前や写真を印刷したビラを全戸に配布したりすると、これまた違反文書になってしまいます。
 ウソのようなホントの話で、かつて共産党が旺盛なビラ配布で議席を伸ばしていた時代に、自民党から社会党までが賛成して改悪してきた選挙法の姿です。
 さらに小選挙区制。3割台の得票しかない自民党が7割以上の議席を占められるような仕組みをつくったときも、共産党を除くほとんどの政党が賛成してしまいました。
 そうして形成されてきた、いわば偽装された多数の力を背景に、ガイドライン法やテロ特措法が成立し、そして現在、有事法制が国会で審議されています。
 万一これが適用される事態になれば、首相の一存で国民の財産も権利も制限され、従わない者は刑罰という、かの戦前の時代が訪れないとも限りません。
 有事法制の国会審議がはじまって、自民党や公明党など与党側の緊迫感のない質問を聞きながら、思い出して探してみたのがドイツの神学者マルチン=ニーメラーの有名な言葉です。いったい現在の日本は、この言葉のどのあたりに位置しているのか。

 ナチスが共産主義者を弾圧した時、私は不安に駆られたが、自分は共産主義者でなかったので何の行動も起こさなかった。
 その次、ナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、自分は社会主義者ではないので何の抗議もしなかった 。
 それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大した。が、それでも私は行動に出なかった。
 ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから行動に立ち上がった。が、その時はすべてが、あまりにも遅かった。


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1億2千万人総「やみなべ」の時代  
02/05/02

 大手外食チェーンのレストランで調理されたホウレンソウから、使用禁止の農薬「エンドリン」や、あるは国の基準の6倍もの残留農薬が検出されたことを、農民連の食品分析センターが記者会見で発表し、「毎日」や「日経」などマスコミも翌日これを報じています。いずれも中国産のホウレンソウであることがわかったのは、その後の調査の結果だというのも驚きですが、そのニュースは、別の機会に詳報するとして…
 いま話題?の写真展を開催している磯原駅そばの喫茶店ケルンでは、BGMにヒューマンファーマーズのCDが流れています。その中の一曲に「ヤミナベ」という下記のような歌があります。
 で、写真。「どこかで人間を信じていた」ころのヤミナベを再現すべく準備中の一コマです。いちばん大きいものは本物のゾウリですが、あとは大きい順に、ズイキ、カンピョウ、山クラゲを材料にして編んだゾウリです。(別記参照)
 今月26日に土浦市でファーマーズのコンサートが予定されているので、その会場にでも持ち込もうかと思っています。食べてみたいという変人がいたら、どうぞご連絡を…って、いるわけないか。

 ヤ ミ ナ ベ   作詞 笠木透  作曲 増田康記

   ※ そんなに昔の お話ではない
     見えないものを 食べる恐怖を
     みんなで味わった あの日のヤミナベ
     どこかで人間を信じていたから
  秋が終わったら みんなで集まって
  イロリを囲んで ヤミナベ大会
  電気を消して 大きな鉄なべに
  持ち寄ったものを こっそり入れましょう
  どんなものでも 食えるものなら
  なんでもいいのが ヤミナベのルール
  グツグツ煮えたら 味噌をほうり込んで
  真っ暗闇のなかで みんなで食べるのだ
  ビロビロにちぎった コンニャクのかたまり
  かんぴょうで編んだ 小さなワラゾウリ
  スルメてかたどった 堅いクツゾコ
  電気をつけてみて 笑ったり怒ったり
   ※ くりかえし
  失明した俺は 毎日がヤミナベ
  見えないからこそ 見えるものがある
  ポストーベスト 遺伝子操作
  今は電気の下で ヤミナベを食べている
  明るい台所 ダイニングキッチン
  家族で夕ご飯 あったかいナベもの
  見た目はいいが 中味はわからない
  どこかで人間を 信じられず食べている
   ※ くりかえし


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“戦後から戦前になる有事法” ラジオ川柳から    
02/04/25
  うちの宣伝カーの看板を「ストップ有事法制」に変えました。添えたコピーは、
 「アメリカの戦争に協力しないと日本人にも刑罰」
 「家も財産も自由も権利も首相の一言でどうにでも」

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レンゲ田にキジ 
02/04/25
 レンゲ田で、キジが歩いてるのを見つけました。もし田の中に巣があって卵を抱えているとしたら、水を入れる前にヒナが育つのか気になりますが、同じ田んぼで昨年も見つけたので、大丈夫だったのかな。
 というわけで、田んぼのレンゲが盛りを迎えつつあります。5月の連休が終わるまでは咲かせておきます。宣伝している写真展かたがた遊びにきてください。

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お世辞でもうれしい感想ぞくぞく 
02/04/25
 茨大での特別講義から1週間、成績につられて?か、なんと60人を超える学生諸君がホームページに感想を書き込んでくれました。いくつかを転載して、素直に喜んでしまおう。

 講義の中で見せていただいた飢えた子供の写真がすごく印象深かったです。日本は、貧しい国から輸入をし、その国の人々は飢えに苦しんでいるにもかかわらず、私たちはなんて食べ物を粗末に扱っているんだろうと考えさせられました。 
* 
 やはり農業は、人間の活動の根底で重要であると再認識しました。食欲を満たし、活力を与えてくれる。そして自分たちが勉強(やバイト)に専念できるのも、根底で食べ物を作ってくれる農家の人あってこそだということ。わかっていなかった自分がかなり恥ずかしいです。
* 
 今回の講義で農業に対する考え方がかわりました。今まで農業をしたいと思わなかったけど、鈴木さんの農業の取り組み方を見てかなり興味を持つことができました。
* 
 農業の事をあんなに楽しそうに話せるのがうらやましい。自分も仕事の事を楽しく話せるようになれるかなぁ。そうなりたい・・・・。
* 
 ちょっとしたギャグでコッソリ下を向いて笑ってしまいました。授業おもしろかったです。
* 
 今でも講義の初めに見せられた写真が目に焼きついています。食べる事は生きてくうえで欠くことのできないことにもかかわらず、自分がいかにいい加減に考えていたかを痛感させられました。日本国民全員にあの写真を見せられれば日本人の価値観も少しは変わるのではないでしょうか? いろんな事を考えさせられました。
* 
 講義の中で数々な美しい風景写真を見せていただいて、農業は作る楽しみだけではなく、その過程において見ることができる様々な美しい風景も楽しみであることを知り、農業に興味がわきました。
 
 こりゃあ、300人?の学生全員が提出し、私が採点するというレポートも楽しみになってきたなぁ。
 採点といえば、おじゃま虫だけど学生時代の友人がこんな落書きをしてきました。

  茨城大学の皆様。レポートは質より量ですよ。どうせこの講師、階段の上から投げて、重くて近くに落ちた方からAをつけるに決まってます。
    

 こんなふうに答えておきました。


 紙は、いっぱい書いてあって重いほうが遠くまで飛ぶといって、HBでなく 4Bや6Bの鉛筆で書いてたくせに。
 

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愛する牛、かわいい孫、大切な心の宝を失った しんぶん「農民」から転載  
02/04/18

 国の「失政」がもたらしたBSEによって、今も農家、関連業者が苦しんでいます。とくに感染牛が発見された三軒の農家は、同居する牛を殺され、マスコミの取材にほんろうされて、塗炭の苦しみを味わいました。
 そのうちの一軒、北海道猿払村の農家から、農民連に届いた手紙を紹介します。

 拝 啓
 このたびBSE110番を知って電話しました。お手紙をいただきありがとうございました。私どもの悲痛な声を一人でも多くの人に知ってもらいたくて便りを書きます。私は、昨年11月21日に2頭目のBSE牛を出荷した北海道猿払村の娘の父親で、池田といいます。一言、苦言を話させてください。
 まずマスコミの早さには驚きました。空は、ヘリコプター2機。夜も遅くまで牛舎のまわりをうろついて、「一言、今の気持ちを」なんて聞かれても、国でもわからないことを話せるわけがありません。心ない人たちに家庭を壊されて、身も心もボロボロになった若い二人は、私に一言もなく故郷を捨てて、出て行ってしまいました。
 国も勝手過ぎます。大切な62頭の牛を、何の承諾もなく連れ出して殺しておいて、「1頭も出ませんでした。すみませんでした」の一言のあいさつもありません。一夜にして奈落の底に突き落とされた思いです。国はBSE牛の脳は焼いたといいます。紙面に残ってはいても、私たちはそれを見ることも調べることもできません。
 口のきけない牛を、さも汚いもののように殺された飼い主の気持ちを考えたことがありますか。よくもよくも、私たちの大切な生活の糧である牛たちを。一日、二日で築き上げたのではありません。三代前の亡き父母の汗と涙と知恵とで、今日があります。
 ミルクが原因なのか、配合飼料なのか、一日も早く原因を究明してください。私たちは、愛する牛、かわいい孫、大切な心の宝を、みんな国の横着な仕打ちによって失いました。泣き寝入りするしかないのでは、気が狂ってしまいます。62頭の牛の代金も8割しかもらっていません。こんなことは絶対に許すことはできません。     

敬 具   

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工学部の学生さんに有機農業を語る
02/04/18
 きのう茨城大学の工学部で、特別講義とやらをしてきました。テーマは「有機農業」で、300人が入る大きな教室いっぱいの若者を前に1時間半。
 みんな真剣な顔ではありましたが、表情に変化を見て取ることができなくて、どんなふうに聞いてもらえたのか…さっぱりつかめませんでした。
 後で学生たちがレポートを提出して、それを私が採点するのだそうです。はてさて、どんな感想を書いてくれるのか楽しみではあります。
 講義の終わりに2つ半ほど、次のような宣伝をしちゃいました。
 連休にはうちの田んぼがレンゲの花盛りになるので、遊びにきて寝転がって花を摘んでいって、ついでに磯原駅の近くで写真展をやってるので寄ってみてください。会場にあるノートに記入をしてくれた人には成績「A」をあげるよ。
 それから、ホームページを開いているので、そこの掲示板に何か書き込みをしてくれた人も成績「A」。
 なんともな思いつきだったけど、見ていた教官の方が目でOKの合図をしてくれてました。
 なお、学生からの質問は「ホームページのアドレスは?」だけでした。

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春の三題噺〜タケノコと戦争と写真展と
02/04/11
 きょうは十王の根本さんがタケノコを掘ってくれます。おととい、一緒に出かけた帰りの、根本さんと私(すずき)との会話から…
* 
  「今年は桜も早かったけど、タケノコもそうとう早いんだねぇ。気温だけでなく、地温も高くなっているということかなぁ」
 「そういうことだっぺな。浅いとこだけでなく、土の中の深いとこからも出てくんだ。たしかに地温も上がってんだっぺな」
 「夏の天気にどんな影響が出んだかわかんねぇげど、いっそのこと大冷害でもくれば面白いってか」
 「それは、戦争が起きればいいと言ってるのと同じだぞ」
 「だったらムダか。94年の大冷害の記憶なんか3年ともたなかったし、戦争の記憶だって50年くらいで消えちゃうような国民性だもんなぁ」   
* 
 NHK放送文化賞を受けたという話題で作曲家の池辺晋一郎さんが、けさの新聞の「ひと」欄に出ていました。次は、そこからの抜き書きです。
 … 昨年十月には「テロ行為の根絶を願い、法と理性による解決の声を」という著名人の共同アピールに賛同。「戦後五十年をすぎたころから、戦後は終わったとする風潮が出てきました。有事法制もそう。たった五十年で過去のことを葬り去っていいのかと思います」 …(中略)… 膨大な仕事量ですが、お気に入りの作品はと聞くと即座に「最新作です。常に前作を乗り越えたいから。… (以下略)
 池辺さんほどの人が言うセリフだからかっこいい。似てるようで全然ちがうことを言ってる人もいます。
* 
 すずき産地の写真展を開くことは前にもお知らせしました。その元ネタは、 「百姓仕事の今、自然の移り変わりを、できれば毎日、写真で届けます」と、ホームページで公開している野良の写真。その最新作の次に貼り付けているのが下記のページです。見えにくいけど真ん中に入れているセリフは、「自信作は次回作」。(お後がよろしいようで)

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網わくわく(ネットワーク) 
02/04/04

 「混ぜればゴミ、分ければ資源」という名言をまねた?某市役所の「捨てればゴミ、使えば資源」を、そのままじゃないかと笑ったことがあります。では、こんな標語は…“留まればゴミ 動かせば資源”
  「こんな網が手に入るけど使い道があるなら頼んでおくよ」と、いわき市の入遠野で百姓をしている友人が声をかけてくれました。ゴルフ場の芝の下に敷いていた丈夫な網で、軽トラックに満載してくれた土建屋さんとは初対面でしたが、うちのことはインターネットで知っていたと、お茶をごちそうになっていろいろ話に花を咲かせました。
 けさ、大津港ちかくに住むWさんから「漁で使う網があるけど使うかい」と電話がありました。毎週うちの玉子をお届けしているので、今度の配達のときにいただきますと答えたのですが、ついでがあったからと届けてくれました。
 なんだか急に網づいてるなぁと思いながら、人のつながりにわくわくして…これこそネットワークだ。と、ダジャレを書きたいだけの記事だったかな。


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あきらめないで、ここで 
02/04/04
 「黒豚偽装」をめぐって、生協にいた友人からの手紙(前々号)は私にとっては意外な内容でした。驚いたし、明かされた実態にはがっかりもしました。
 それでもやはり主張したい。消費者側からと生産者側からとを問わず「切る」ことからは何も生まれない、と。消費者による産地間漂流の果てが国籍不明の薬漬け食品なら、生産者による出荷先漂流の行き着く先は、生産そのものからの撤退ではないでしょうか。
 うろ覚えだけど今、高校生のころ唄ったこんな歌が聞こえています。
 友よ 行きなさい
 この街が いやなら
 友よ 行きなさい
 好きな街へ だけど
 どこの街でも 同んなじさ
                      
(つづく)     

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レンゲやいかに 
02/04/04

 近所の人に「今年はレンゲを作らなかったんだねぇ」と言われます。たしかに田んぼは、きょう4月4日でも右のとおり。でも、近づいて見ると発芽・生育していることがわかります。花の景色を演出し、かつ稲を倒伏させないためには、絶妙の生育なのだと冷や汗を流しながら一ヶ月後の連休が楽しみです。


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ふきのとうだち 
02/04/04

 ちなみに人間世界では(昔も書いたことがありますが)、トウの立ったナントカ…って、たいていは悪口として使われてますよね。でも植物の世界では、トウ立ちの後にツボミが育ち、その後に花が咲いて、実がなるまでにはまだまだです。(ただし葉菜や根菜はトウ立ちすると食えません)


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いとこのボヤキと残留農薬 
02/03/28
 厚生労働省では、これまで対象外としていた冷凍野菜の残留農薬検査を実施することになりました。まだまだ不十分な内容とはいえ、大きな前進ですよね。そうした動きの契機となったのが、農民連の運動の積み重ねです。
 東京の池袋駅の近くに住む従姉妹がいて、ときどき米などを送っています。それに同封する本紙を見てボヤいてました。
 「残留農薬とかの記事は参考になってありがたいんだけどさぁ、いつも私が買い物するところの商品ばっかりがサンプルなんだよねぇ。なんか私に恨みでもあるわけぇ!?」
 農民連の本部も食品分析センターも池袋駅の近くにあります。その周辺で普通に購入したものを調べているから、君の食べているのと同じ物を分析することになっちゃうだけのことさ。
 で、3月15日に農民連が発表した下の表。発ガン性農薬が基準値の9倍もオーバーしている冷凍野菜が市販されていることが明らかになりました。例によって購入したのは池袋駅の近く。もちろん、ボヤキの相手はこの国の食品行政だよね。
(残留農薬の一覧表はこちらで見えるかなぁ)

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大麦の穂
02/03/28
  きのう農協の直売所に、変わったものを出荷しました。生け花用に大麦の穂です。それを、きょうはのセット野菜にプレゼントとして入れちゃいます。
 ちょっと知ってる人なら不思議に思うはずです。たしかに小麦より大麦のほうが生育は早いけど、それにしても出穂が早いのではないか、と。じつは、ビニールハウスで栽培している麦なのです。
 アイガモ農法と昨年の育苗に関する反省に立ってのことですが、くわしくは別の機会に。

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キャベツ暴落 
02/03/07
 鶏のエサにとキャベツをたくさんもらってきました。「安くてどうにもならないから畑にうない込んでしまう」というのです。上の記事のように薬漬けの冷凍野菜を輸入している裏側の、笑えない実態の一コマです。

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茨城玉川農協の黒豚「偽装」をさせたもの 
02/03/20
「あなたの手紙への返信は長くなりそうです。一晩では語り尽くせないでしょう」
そんな書き出しで、友人(前号参照) から返信。その一部を転載します。
 なたは当然ご承知のとおり、茨城県は畜産県であり農業県であります。豚肉生産量は全国屈指であり、「茨城」の「茨」から「ローズ豚」と命名しているほどです。
 は1985年夏に畜産担当として玉川農協とおつきあいするようになりました。最初の仕事はLWB問題の対応でした。Lはランドレース、Wはヨークシャー、Bはバークシャーでそれぞれ豚の種類です。当時東都生協は玉川農協に対して、白豚種(LW)と黒豚種(B)を交配させたハーフの生産を要求していました。ほんらいは味のよい純粋黒豚種(B×B)を目玉商品としてコープ東京(当時の名称は都民生協)に対抗したかったのですが、生産性が低いし肥育技術も難しいので中間種をねらったのです。
 川農協も当初は意欲を示しましたが、生産をはじめて難しさに直面します。出産頭数が白豚に比べて格段に少ない、肥育日数が長い、エサの配合も難しい、市場評価も低いので価格も低い、病気にもかかりやすい。生産農家にとって良いことは一つもありません。当然LWBの生産量は少なくなります。それでも東都生協は組合員に対してLWBを目玉商品として宣伝し続けました。玉川農協が東都生協のLWB注文に対して、生産量がおいつかずにLWD(白豚デュロック)を納品したことが表面化したころ、私が畜産担当に指名されたのです。玉川農協に行くと、バークシャーの種豚がわずか一頭しかありませんでした。
 985年は東都生協にとって一つの転機でした。組合員の注文手段を従来の手書き回覧方式からOCR方式という個人注文に切り替えてコープ東京(都民生協)との競争に、負けまいとしていました。目玉商品が欲しかったのです。夏にははじめて畜産酪農生産者を東京にまねいて交流集会を開きました。形式は名勤生協の交流集会をまねたものですが、内容はOCR方式時代に他生協に負けまいと、畜産酪農産地・生産者にハッパをかけるものでした。私は商品部門の担当としてその年5月にOCR方式導入を果たしたあと、今度は目玉商品の畜産担当となったわけです。
 の年の秋には、黒豚生産県である鹿児島まで行って、玉川農協への黒豚の種豚導入にも立ち会いました。LWB生産を依頼する生協として支援を図ろうとしたわけです。しかし、今にして思うことは「玉川農協の生産者は、本当はLWBなど生産したくはなかったのではないか」ということです。「白豚なら肥育技術に自信がある。白豚だってうまいんだ。」と言った養豚農家の言葉が未だに忘れられません。それ以降玉川農協は精肉製品ラベルにLWBとLWDの別を明記するようになりました。わずか数ヶ月の畜産担当のあと私は商品担当をはずれ、それ以降商品部門に携わることはありませんでした。そのラベルにさえも偽装があったのかどうかは分かりません。
 が言いたいのは私のアリバイ証明ではありません。私も生産者の欲しないものを要求していたのではないか、という自戒です。注文されたものとは違うものを納品することは確かに偽装ではありますが、生産したくないものを注文しつづけたのは東都生協の傲慢であり、他生協との競争に負けまいとして生産者に無理強いした結果ではないかということです。
 

 以上は抜粋です。全文は → こちら
 そして、編者の異論などは → 後ほど

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「産地間漂流」でなく、力を合わせて踏ん張るとき まともな「食」のために 
02/03/14
 数年前に退職するまで、ある生活協同組合の事業部長を努めていた学生時代の友人に手紙を書こうと思っています。その下書きです。
 前略。かつて貴兄が幹部を務めていた職場がマスコミに登場しています。東都生協。あの大冷害による米不足の年を思い出します。貴生協は、入手できた国産米だけを均等に分配する方針でのぞみました。その心意気やよし。外米を混ぜて「量」確保に走った他の生協と比較し、今も快哉を惜しみません。
 「産直の家」や「土づくり基金」といった取り組みも聞いています。生協(消費者)が予算を支出して、生産現場での交流の場を作る、あるいは有機農産物を作る努力を応援する。生産者と消費者が手を結んで「食」を守る先駆的な取り組みだと感じていました。
 その相手側が茨城玉川農協でした。様々な努力の積み重ねを打ち砕いたかに見えるのが、このたび発覚した豚肉の偽装問題。裏切られた思いでしょうか。
 生協といえば、私が加入している単組が関係している事業連合もマスコミに登場しましたっけ。例の全農チキンフーズの被害者(共犯者?)というか相手側当事者でした。テレビが埼玉県内の店舗を映していました。鶏肉の棚が空っぽでした。
 私は、その画面に象徴される実態を笑ってしまいたいというか腹を立てたいのです。う〜ん、説明が必要ですね。
 問題となった商品を撤去するのは感情的な対応として理解できなくもありません。しかし、撤去した商品の隣の棚にあるものは信頼できるのか。きちんと調べたら日本中の陳列棚が空っぽになってしまうのではないか。これは、さきの雪印のときにも感じた疑問ですが、案の定、偽装とやらの実態は広がる一方です。
 生協運動は小さな取り組みからはじまりました。その後、規模拡大の流れのなか、小さな産地や生産者が切り捨てられてきました。消費者組合員のニーズに応えるという旗印のもと、電話一本で何でも品揃えができる「効率性」を優先し、その分だけ「中身」は薄まってきた。とは多くの識者の指摘です。
 次から次へと産地を乗り換えて行き着いた果てが「全農」でした。そこにゴマカされてあわてている関係生協の姿は滑稽でもありますが、自らが招いた事態であるという反省は未だ聞こえてきません。あまり今は聞かなくなりましたが「国際産直」なる造語を謳うにいたっては何をかいわんや。
 紙数の関係で途中を略します。消費者が「産地間漂流」をつづけても絶対に本物に辿り着く日は来ない。消費者と生産者が力を合わせて一緒に作り上げる努力をすることなしに、「食」を守ることはできない。と、強く思ってきました。
 であれば今回、東都生協として玉川農協を切り捨てるべきではない。関係者への厳しい態度は前提ですが、よりよい「食」のために再度、ゼロからでも努力を重ねるという選択をすべきなのではないか。
 部外者の私ですが、貴兄が育てた? 東都生協と玉川農協の連携は、消してはならない宝だと信じています。ぜひ、生産消費両者の間に立っての貴兄の尽力を期待したく、居ても立ってもいられない思いで拙文をしたためる次第です。大きなお世話であることは承知で、早々。 

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虫食いのエダマメ (続報) 
02/03/07

 遅くなりましたが、こちらからの続報です。「つづく」の記事がつづきました、エヘン。(いばってどうする!?)
 学校給食センターを訪ねてから一週間後、同センターから連絡が入りました。
 “じつは問題の枝豆の流通ルートは把握していたのに、市議さんがみえて現場が緊張し、ああいう対応をしてしまった。”
 そんな内容でした。改めて訪ねましたが、トボけたことを言うなと怒ったりはしませんでしたし、厚生省や農水省なみの資料紛失ぶりですねなどという皮肉も飲み込みました。
 最優先すべきは子どもたちの健康と良質な食材。この点では一致するはずだし、そのために現場の職員さんたちとも力を合わせたいと願うからです。
 明らかになった経路は次のとおり。前の話に出た岩手県なんて…

(中国)○○○○食品有限公司 → (東京都)○○産業株式会社 → (埼玉県)○○商事株式会社 → (日立市)日立○○○○ → (北茨城市)学校給食センター
 それにしても、目の前に田んぼや畑が広がる農村地域において、子どもたちが中国から輸入した冷凍エダマメを食べさせられているのです。ぜったい変だよねぇ。

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消毒臭のあるサーモン 
02/03/07
 何を食わされているのかわからないのは子どもたちばかりではないようです。写真は、生協から購入したスモークサーモン。一切れ食べたら、強い消毒臭と、ぴりぴりする舌への刺激。
 なんじゃこりゃぁ!? (つづく)

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一緒に散歩 
02/03/07
 前々号で孵化を紹介したアイガモのヒナです。無事に成長をはじめたのは1羽だけですが、ちょこまかと動くようすに思わず仕事の手も止まります。
 庭に放しておくと、どこまでも人の後をついて歩きます。生まれて最初に見た動くものを親だと思いこむ、いわゆる刷り込み(インプリンティング)です。
 人の姿が見えなくなると「ピーッ」と甲高い声をあげます。そこで、名前は「ピー子」。では面白くないので、「おすぎ」と名付けることにしました。うちの次女が「すぎサマ」とか呼んで散歩に連れ歩っています。
 と、文章をまとめられない悲しい追伸。写真の黒枠には意味があって、じつは遺影になっちゃいました。
 きのう、目を離したすきに、野良猫に拉致されてしまったのです。庭でスズメやヒヨドリの鳴き声を聞いても無事に戻ってきたかと振り向いてしまったり…(合掌)

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旬を待つ 
02/03/07
 前にも紹介したことのある大津港そばの加工屋さんです。まもなく始まるコウナゴ漁をまって、干し網をきれいにし、天日にさらしています。

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税金の正しい申告 主人公として  
02/02/28
   先日、ブッシュが中国に行って、民主主義は世界人類の普遍の原理であるとお説教をしたとかしなかったとか。さて、その民主主義。一人ひとりが主人公だという意味ですよね。たしかに政治の予算、すなわち税金の使い方については、主人公になれないまでもアレコレ言う人は多い。ところが、そんな人でも集め方についてはさっぱり。おカミまかせで疑問を持たない人が多すぎます。(きっぱり)
 裏のマンガは、「ビックコミックオリジナル」(小学館)に連載されている「壁ぎわ税務官」からのコピーです。これをみて「税務署も親切なんだ」と思ったりしてませんか。有権者として主人公のつもりなら「あれっ変だな」と感じなければいけません。
 同じく裏面の下段の表は太田税務署が配布した農家向けの資料の一部です。農機を納期とまちがえていますが、これは税務署らしいご愛敬として、もっと重大な「あれっ変だな」が2カ所あります。気がつきますか?
 どちらも答がわからないとすれば、税金で損をしているかもしれません。どうぞ農民連にご相談ください(^^;
 ちなみに、所得税の確定申告を終えてしまった人でも、3月15日までは何回でもやり直しOK。最後の申告が有効になります。
 農民連では民主商工会の皆さんと共同で、税金の集団申告に取り組んでいます。それに向けて、事前に日立と太田の両税務署に申し入れをおこないますが、いま下記のような申入書を準備中です。

申し入れ書   

 小泉不況によって、中小業者や農家の営業と暮らしが底なしの危機にあえいでいます。政府は聖域なき構造改革というお題目のもと、庶民にだけは痛みを押しつけながら、無駄な公共事業や軍事費に巨額の税金をつぎ込んでいます。
 今般、元国税局長による悪質な脱税事件が明るみに出ました。これをみて、税務調査のさいに調査理由を開示しない税務署員の態度を思い起こしました。なるほど、税金はごまかすものだという税務署幹部自らの体質を基準にして、納税者も同じだと見下していたのかと妙に納得したしだいです。必死に働き、ようやくの思いで税金を納めている国民として、断じて許すことのできない腐敗です。こうした納税者の厳しい視線を心に置いて税務行政にあたられることを要望するものです。
 当面の課題として、左記事項を申し入れます。
(以下、略)

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潜水艦のソナーとクジラの受難 
02/02/28
 茨城県波崎町の海岸に何頭ものクジラが打ち上げられたというニュースがありました。解剖して原因を調査するとのことですが、たぶん真実の発表はないとみています。
 直接には関係ありませんが、下に転載するのはインターネットで見つけた記事(Hotwired Japan)からの抜粋です。
 (略)…「NATOが1998年に低周波アクティブソナーを使用する演習を行なった結果、ギリシャの海岸にクジラの死骸が多数打ち上げられた。1998年にハワイ島沖で実施された低周波アクティブソナーのテストでは、ザトウクジラがその海域から追い散らされた。クジラやイルカの子どもたちがどうやら母親とはぐれてしまったようだし、シュノーケルを使って水に潜っていた人が1人重傷を負った」と…(略)

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手作りの折りびな 
02/02/28
  今年も飾りました。(18年目)

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ピヨピヨコツコツ誕生の音 
02/02/21
  アイガモの卵の人工孵化ができないかと実験しています。
 トヤにかかった(巣に就いてしまった)鶏なら上手にかえしてくれることは昨年も一昨年も確かめ済みです。が、あいにく今の時期は就巣鶏がいません。
 そこで人工孵化器の自作。一昨年だったか稲の育苗器を利用したときは、温度が上がりきらず、まるでダメでした。今年は発泡スチロールの箱に、熱帯魚用の温水器と熱電球を併用して温度をとってみました。
 1月下旬から毎日、転卵を欠かさずにやってきたところ、おととい1羽がかえりました。
 もう1つ、卵からクチバシが出ていたのですが、そこで力つきてしまったようでした。
 さらに、右上の写真が今朝のようすです。3つ目の卵にヒビが入りはじめました。中から、ピヨピヨ、コツコツという音が聞こえてきます。まさに自らの力でこの世に出てこようとする誕生の音です。

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手作りマンジュウ 
02/02/21
 先日、税金相談会で出かけた緒川村で、お饅頭をごちそうになりました。きれいな見た目で、市販品と勝手に思いこみ、手を伸ばさなかったのですが。なんと、小麦も小豆も農民センター会員である同村の小室道夫さんの手作りだとか。それを聞いて全部をもらってきちゃいました。
(という話と、下の何やら転倒している機械の写真とは大いに関係があるのですが、次号につづく)

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学校給食から見えてくる
 じつは見えてないこと 
02/02/14
 北茨城市内の学校給食で出た枝豆に虫が入っていたという噂が届きました。虫ぐらいと放置しておけなかったのは、地元の有機栽培農家から出荷されたものらしいという尾ヒレまでついてきたからです。某女性市議とともに学校給食センターを訪ねました。
 枝豆に虫が入っていたことは事実で、あちこちの学校から報告が届いているとのことでした。まず確かめたのは尾ヒレのほう。これはまさに尾ヒレでした。
 「“農薬を使っていないということだよ”と子どもたちに説明をしてくれた先生もいたと聞いています」
 とのことで、そこらの話が一人歩きしたのかなと察せられました。ただし、その教師の対応を給食センターが好意的に受け止めている点には少し違和感を呈しました。
 冬のメニューに枝豆!?という疑問は保留するとして、いまごろの枝豆。冷凍の輸入品しかも学校給食向けでは安物にちがいなく、低農薬を意識しているとは思えません。たんに品質管理に手落ちがあった劣悪品にすぎないはずです。上記の教師の説明は、善意とはいえ脳天気すぎます。
 今回の「事故」への給食センターとしての対応がもっと興味深いものでした。まず、代金は払わなかったそうです。さらに、関係する業者を切るという処分をしたそうです。スッキリした対処だ!…とは評価できかねる実態がわかりました。
 学校給食センターへは、いくつかの仲卸業者が品目ごとの入札をつうじて食材を納入しています。今回の枝豆を納入したのは、日立のある仲卸さんでした。もちろんそれは書類と金の動きで、じっさいの品物は岩手県のほうの業者から納められたと聞いているとのことでした。
 以上が、センターで把握している全部でした。岩手県の業者とやらの名前すら不明。もちろん枝豆は岩手産などではないでしょうが、そこから先の現物の動きは全然さかのぼることができないのです。
 で、(切って終わりとする対応には賛成できませんが)「問題のあった業者は切る」という処分の中身がわからなくなってきました。直接対応している仲卸さんを入札業者からはずすということではないそうです。しかし、そこから先の何を切るのか。 北茨城市の学校給食にかぎって、日立の業者さんと岩手の業者さんの関係を絶ってもらうのか、その岩手の業者が仕入れた商社との関係を絶ってもらうのか…センター側から答はありませんでした。
 当面、今回の枝豆が子どもたちの口に入るまでの経過をすべて明からにしてほしいと要望をしてきました。どんな結果が出るか…後ほど報告いたします。
 さらに、本来なら給食の原材料すべてが素性のはっきりしたものであるべきだという点も強調してきたのですが、そんなことを言い添えねばならない実態に愕然とする思いです。
 どんな処理を施され、どんな経路でテーブルまで届いたのか、どこで誰がどんなふうに作っているのか、そんなことがさっぱりわからない食べ物を子どもたちが毎日まいにち口にしている現状を放置してはおけませんよね。予算がない、で片づけていいはずもありません。

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自主計算で、をしないしい税金申告 
02/02/14
 確定申告の季節です。今年から申告書の様式が変わり、とくに農家のばあいは簡易計算のやり方が大きく変わりました。お役所まかせだと今まで以上に税金を納めすぎになります。農民連では、各地で税金相談会を開いて損をしない正しい申告をすすめています。どうぞお知り合いに声をかけてください。

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ねつ造記事に抗議 
02/02/07
 天下の「朝日新聞」2月2日の朝刊。雪印の詐欺事件に関わる解説記事を読んでいて、思わずバカヤロウと声を荒げてしまいました。いえ雪印に対してではなく、「朝日」の見識に。コメの偽装、犯人は農家だとぉ!?  記事の末尾ちかくの次のような文章。
 主食のコメも偽装では似たようなものだ。食糧庁が非公式に高級銘柄「魚沼産コシヒカリ」の流通量を調べたら、生産量の約30倍あった。国際競争にさらされなかったコメ農家が、「政府と自民党による生産者米価と天候にだけ関心を払えばよかった」(農協幹部)結果生まれた消費者無視の体質だ。
 雪印の問題では、農家が最大の被害をこうむる結果が予想される。そんな事件を解説していて、ついでに農家をはずかしめるとは。悪ノリにもほどがある。
 そもそも「政府と自民党による生産者米価と天候にだけ関心を払えばよかった」のは農協幹部のほうこそ、ではないか。その張本人の、天に唾するがごとき放言を無批判に引用するだけでも見識が問われるのに、である。それを匿名のまま恣意的に援用し、あろうことか偽装流通の犯人をコメ農家だと断定し、お説教まで垂れようというのか。
 なに考えてやがるんだクソッたれ!などという罵倒は控えるし、流通業者に何か弱みか遠慮があるのだろうなどという勘ぐりもしない。しかし精いっぱい善意で解釈しても、記者の偏見と予断にもとづくおざなりな捏造解説ではある。
 こんな記事を仕立て上げた御仁には次のような決めつけをもって返礼に代えようか。
 国際競争にさらされなかった新聞記者が「広告主と自民党による検閲と自分の給料にだけ関心を払えばよかった」(農業経営者)結果生まれた現場無視の体質だ。
 上記のような抗議を朝日新聞に送りましたが、まったく無反応でした。いっぽうホームページでは、次のようなやりとりがありました。
 (十王町の根本さんから)
 農家が米を農協に出荷するときは、生産地、生産者名、品種を明確にして検査を受けています。それが、いつどこで「魚沼産コシヒカリ」に化けているのかは知るよしがありません。
 それを、今度の雪印の名称詐称と同じように扱うことは、「農民を馬鹿にするのもほどがある」といいたいと思います。雪印の偽装工作の被害者は農民なのですから…。
 この記事は、農家と消費者を対立させるためのねつ造と考えてもいいと思います。


(静岡県のPecoさんから)
 南魚沼産こしひかりを米屋で買ったことがあります。偽者かどうか区別はできませんが、もし、あれが、本物だとしたらずいぶんまずい品種だと思いました。
 世界中で生産されているブルーマウンテン豆より、日本で年間に消費されているブルーマウンテン豆のほうが10倍も多いという数字もあるようです。
 安売りになっていたみずみずしいブロッコリーを買ったら、いつまでたってもみずみずしさが落ちません。1週間後ぐらいに、おそるおそるゆでてみたら、ものすごい化学薬品臭。食べられる限界を超えていました。薬を撒きすぎたので安売りだったのでしょうか。
 それ以来、青い野菜には、きっと防腐剤を撒いているのだろうなとうたがっています。もちろんブロッコリーは、においをかいでから買います。半分強の店で、化学薬品臭がします。
 でもさ、素人の一般ピープルはなにを信じれば良いのさ。


(下妻市の遊さんから)
 防腐剤について、国産の方が近い分ましかなって思って,ブロッコリーは国産のものを買うようにしています。生協のものは,国産なんですよ。でも,それだって,本当のところは分かりません。所詮,狭い選択権しかない消費者なんですよね。

(すずき産地から)
 なにを信じれば?って。うちの表紙にちゃんと書いてあでしょ。「作る顔が見える食べ物を!」ってね。

(再びPecoさんから)
 作る顔が見える…うれしいような…でも、鈴木さんの顔を見ながら食べるのは…

こらっ!(影の声)

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翔べない豚さん ラジオ番組の宣伝です
02/01/24
 2月9日(土)、夜10時。NHKーFMのFMシアターという番組で、シナリオコンクールに入賞した友人の作品が放送されます。
 「翔べない豚さん」という題名で、両親が離婚して自傷するようになった少女が、阪神大震災で声を失った少年を助けることによって、父親との関係を再生していくヒューマンドラマ。
 台本の直しが第10稿にまで及び、全部で500カ所ぐらい直して、そのうえ大阪に行って徹夜で録音に立ち会ったりして、へろへろになって仕上げた作品だそうです。
 ちなみに題名は、「人はみな翔べない豚さん。独りぼっちじゃ空を飛べないから、みんなで支え合ってほんのちょっとでも飛び上がろうよ」というテーマから来ているとか。
 ぜひお聞きになって、感想などはすずき産地かNHK大阪まで。

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大地に立ちつづける 北海道の小野寺さん
02/01/24
 農民連(農民運動全国連合会)の大会が、1月15〜17日、熱海市で開かれました。元気な百姓が全国から400人ちかく集まりました。
 その議案の冒頭には下記のような一節…
「私たちは、悪政のなかで生産を守って必死に頑張る農民、悪政にもがき苦しんでいるすべての農民に、安心して農業が続けられる時代をともにつくるために農民連の輪のなかに加わり、ともにたたかいに立ち上がることを強くよびかけるものです」
 各地からの50人を越える討論の中から、不覚にも泣かされてしまった北海道の小野寺さんの発言を紹介します。
  「かつては、いわゆる近代酪農をめざしていました。 効率化して、規模拡大して…設備投資をして、わが子を抱く間もないほどに追われる毎日でした。
 10年ほど前、 牛も人もゆとりのない酪農でいいのだろうか、 外国の土地に依存した酪農でいいのだろうか、 と「マイペース酪農」に転換しました。購入飼料を減らした結果、生産乳量も大きく減りました。
 それでも、大地に依拠した酪農こそ本来の姿だと信じ、 借金もありましたが、家族みんなで頑張ってきて、ようやくゆとりも感じられるようになってきました。
 そこへ、今回のBSE問題です。 うちでは子牛用の購入ミルクは使用していませんが、 一般の配合飼料は少量とはいえ給与しています。 万一、それが感染源だとすると、うちから発生があってもおかしくないわけで、不安をぬぐい去ることができません。
 そうした喜びも不安も、ここで今たくさんの人たちに共感してもらえることに感激しています。日本の農業を守ろうと頑張っている皆さんに出会えてとってもうれしい。どんなに困難があろうとも、仲間とともに家族と一緒に自然に抱かれながら大地に立ちつづけます」

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ささき牛乳 
02/01/24
 佐々木健三さん。福島市の酪農家です。しぼった乳をメーカーに出荷するのでなく、自ら牛乳プラントを建設、家族ぐるみで運営し、ビン詰め「ささき牛乳」の宅配までやっています。すごいよねぇ。そしてそして、この人が現在、わが農民連(全国連)の会長を務めています。

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鳥小屋さまざま
02/01/17
 小正月、あちこちで「鳥追い」の行事があります。害鳥を追い払い、ひいては五穀豊穣を祈願する風習ともいわれますが、それと「どんど焼き」とが交錯しているのかいないのか…よくわからんけど、とにかく「鳥小屋」という仮小屋を建てて、て、そして燃やします。真ん中の写真は、十王町伊師(根本さん撮影)、そのほかは北茨城市内で拾ってみました。

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百姓溢喜 どうぞ本年もよろしくおねがいします。
02/01/10

 昔なら百姓一揆でも起こしたくなるような、そんな21世紀のはじまりでしたが、百姓一喜から百姓溢喜へ、さらには午年にもあやかって飛躍しよう一気へと、楽しみながらがんばりたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

 (下記は、県北農民センター総会議案から転載)
  …私たちが生産から後退すれば、その分がどんどん輸入農産物に置き換わってしまいます。逆に、すでに輸入品に置き換わっているところを再び国産品で取り戻すという大志に立つならば、自分たちの生産したものを届ける先は無限ともいえる広がりを展望することができます。
 最近、ある新聞小説で、いわゆる引きこもりの女性が農家青年との交流や農業生産の現場にふれるなかで、再び社会との関わりと、生きる元気とを取り戻しつつあるストーリーが展開されています。
 作物を栽培して収入を得るだけにとどまらない、やすらぎと人間性回復の場としての農業のもつパワーを改めて見直したいと思います。そして、不景気に沈む人と地域を元気づける産業として社会との接点を広く深くしながら、自分たちと周囲を共に励まし、生き残り、向上していこうではありませんか。

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来年もよろしく
01/12/28
 下記のように頑張っている農民連の一員として、私たち県北農民センターも、第13回の総会を開きました。議案の一部を転載します。
 食料自給率が40%を切っているという割合の低さにしても、7000万人分もの食料を海外に依存するという量の面でも、まさに世界に類のない国、それが日本の実態です。
 輸入農産物は、量的に増大しているだけではありません。狂牛病、口蹄疫、O-157など、日本の国民と農業への大きな被害が、いずれも輸入農産物によってもたらされました。農薬をまぶして輸入される小麦などポストハーベストの問題、はては遺伝子組み替え作物など、質的にも危険は大きくなるばかりです。
 ことしは生シイタケとネギ、畳表などについてセーフガードの暫定発動が実現しました。当初、農水省はもちろん農協までが、そんなことできるわけがないというとらえ方をしているなか、トマトなどアメリカを対象にしたものを避け、中国だけを対象にするなどゆがんだ形ではありましたが、農民連の一貫した要求とたたかいによって実現させたものです。
 ただし政府自民党は、参院選を前にして暫定発動というポーズはとったものの、本発動に切り替えろという農民の切望を裏切っています。選挙で農民の票をかすめとるためのポーズはとるが、日本の農業を守る責任は全く放棄しているという自民党政府の姿が一段と鮮明になっています。 
 進行する食と農をめぐる危機は、私たちの活動にたいする期待や、組織を大きくする条件が広がることでもあります。そうした観点に立って…(略)
頑張っていきたいと思います。
 来年もよろしくお願いいたします。

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犯人(農水省)の開き直り   
01/12/28
 BSE(いわゆる狂牛病)について「感染源が解明されないことは大きな問題か」という農水大臣の発言が農民と消費者の双方から怒りを買っています。
 このほど農水官僚のトップが辞任しました。狂牛病への対応の不手際の責任をとったものといわれますが、それでも何千万円もの退職金を手にしているはずです。そもそもコッパ役人が一人やめてすむ問題ではありません。
 写真は、さる26日の「ズームイン朝」というテレビ番組の画面を撮ったものです。農民連が設置したBSE110番への反響を伝える本部事務所からの中継でした。インタビューで、我らが事務局長(笹渡さん)は、「現在の養牛関係者の苦境の責任は国にある。その補償をすべきだ」ときっぱりと述べていました。
 イギリスでは、狂牛病が原因とされるヤコブ病によって亡くなった人の数は約100人。いっぽう自殺した養牛農家はそれよりはるかに多い数百人にのぼるそうです。きちんとした救済策を急ぐべきです。
 感染源が解明されることは農水省にとって大問題なのでしょう。冒頭の大臣の言葉は、いわば真犯人が開き直っているということではないでしょうか。そうした政府に、日本の農業と食料の安全をまかせてていいのかなぁ。

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石原センセー!
01/12/20

 これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」なんだそうだ。「女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です」って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。なるほどとは思うけど政治家としてはいえないわね(笑い)。
 という記事が掲載されている週刊誌の表紙の写真です。 →


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こんなこと今ごろ  アフガン空爆とクラスター爆弾 
01/12/13

 ラジオやテレビでアフガン空爆のようすが毎日、まるで将棋の解説みたいに伝えられています。爆弾の下に人間がいることなど考えていないのか…
 アフガニスタンでは、かつての内戦で無数の地雷が敷設されました。地雷除去に向けたNGOなどの力で、どの地域が安全でどこが危険かという地図がようやくできあがりつつあったそうです。
 ところが、その努力が無に帰してしまいました。米軍が使用している「クラスター爆弾」という兵器が、大量の不発弾をまき散らして、地雷と同じような危険性を残すためです。
 また、このクラスター爆弾を積んだ爆撃機がイギリスからも飛び立っていて、それはイギリスが批准している地雷禁止条約に違反する可能性もあるとか。そして何より、すでに多くの子どもたちが犠牲になっているそうです。
 そういったことが、しんぶん「赤旗」では早くから報道されていました。ところが、うちで併読しているもう一紙、「朝日新聞」では、注意深く読んできたつもりでしたが、「クラスター爆弾」という言葉はついぞ登場しませんでした。
 ただし以前、米軍がアフガンに食料を投下したニュースに、その荷物が黄色で、同じく黄色の「集束爆弾」とまちがえて危険だという記事が添えられました。この集束爆弾こそがクラスター爆弾なのですが、非人道性など一言もなかったなぁ。
 それが戦争が終わりに近づいたかとも思える今ごろになって、おっとり刀で右のような記事。 雅子さんと愛子ちゃんの異常なまでの提灯記事といい、マスコミによる大本営発表には要注意です。
 (余談) 赤ちゃん誰もが愛子ちゃんみたいに大事にされるんだったら日本はもっといい国になるよね。


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こんなこと今でも  大丈夫かぁ農協 
01/12/13

 北茨城から日立までを管内とする農協がJA茨城ひたちです。その農協が発行する情報誌の今月号に、BSE(いわゆる狂牛病)に関する特集がありました。
 記事には「食肉の安全性は絶対のものとなりました」とか「国産牛肉は世界一安全だと宣言できるわけです」といった言葉が並んでいました。また、さまざまな学説がいわれるなかで、人間のヤコブ病とBSEは関係がないとする主張だけが強調されていました。
 万一、これが生産現場のホンネだとすると、牛の飼料に肉骨粉が混入しないようにするための努力や、指摘されている解体処理のさいの問題など、今後の努力ついて真剣さを疑われかねません。
 さらに、風評を広げたとマスコミを非難する一方で、適切な規制を怠ってきた政府の責任については全くふれておらず、これでは農家の被害補償を求めることなどできっこありません。
 (余談) 上記のように大いに疑問があったので、農協の担当者に電話をしてみたところ…
 記事にケチをつけたいなら農協の役員にでもなればいいではないか。
 と、驚くべき対応。担当者の独断記事ではないそうですが、まともに話を聞こうともしないので、全国の農協の見解なのか、JA茨城ひたちの認識なのかは不明です。


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見る?感じる?舞 踏  聖戦論 
01/12/06

 玉子をお届けしている先で、「ナイショだけど」と1枚のチラシをいただきました。なかなか飲み込めないけど、とにかく、うちの玉子と野菜を食べてくれている方が何かをやるらしい。

*    

 舞踏には興味はおありですか?そもそも舞踏って何だかご存じですか? じつは、私は知りません。そして正直に言って、興味をもったこともありません。
 それでも、よく分からないけど、身近にいる人が熱意をもって何だか取り組んでいるらしい。そのことには大いに興味が湧きます。
 いただいたチラシを一見しただけでは中味がわかりません。でも何となく怪しい雰囲気が、身を乗り出させます。断片的にわかってきた内容は…
 ナイショだけど、チラシをくれたのが何かをやるその本人で、芸名?が鈴木ヴァンというらしい。
 ナイショだけど、どこか磯原町の屋外で、どこか小さな島の見える海岸で、その舞踏とやらを鑑賞することができるらしい。
 ナイショだけど、12月15日(土曜)ごろ、午後6時半ごろからやるらしい。入場料などはかからないらしい。
 と、ぼやかした案内しかできないけど、とにかくナイショだと言われてるもので、あしからず。
 第9踏とあるところからして過去に何度もこういうことがやられてきたようなのに、知らなかったとは迂闊でした。
 ちなみに、「通りゃんせ」の象で知られる二ツ島海岸。ここに、海を眺める大きな浴場が工事中です。12月16日オープンの予定で、その前夜祭みたいに砂浜で何かがあるらしい…。


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予約申込みとライブレコーディングへのお誘い
百姓フォークの旗手がCD第2弾
  01/12/06

 ヒューマンファーマーズは'99年にオリジナルCD「菜の花が咲いたよ」を、たくさんの人たちの協力を得て制作しました。そのCDを持ち、北海道富良野から四国愛媛まで、津々浦々で歌ってきました。
 第2弾CDは、新しく生まれた歌を中心に、日本の農業と食糧を守り、さらにメンバーたちの個性を発揮した作品に仕上がりそうです。
 そのライブレコーディングが下記のとおりおこなわれます。みんなで歌いにいきましょう!
  日 時  2002年1月5日(土)13:00 〜
 友情出演 笠木透と雑花塾
  会 場  結城市アクロス大ホール
 参加条件 CD1枚2500円にて予約のご家族


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内緒じゃないお知らせ  
01/12/06
 JR磯原駅近くにあるギャラリー喫茶「ケルン」。写真を中心に常時、展示がおこなわれ、身近な発表の場として愛されています。ここを会場に、来年4月16日〜5月6日、すずき産地が写真展を開くことが本決まりになりました。くわしくは追ってご案内いたします。

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古老に教わる厄除け  
01/11/29

 今年のカレンダーも残り1枚だけになってしまいます。「野菜だより」名物?の尻切れ記事もたまってるけど、少しは完結させようと思います。
 
覚えてますか、この写真。6月末たよりで、謎のままでした。答の前に、雑談。
 今年は太陰暦では閏年にあたるそうです。4月と5月の間に閏4月が入り、つごう13ヶ月で1年になると聞きかじりました。たとえば、5月5日の端午の節句。例年なら旧暦だといって6月はじめにも鯉のぼりをあげる人がいますが、今年は7月にずれ込んで、ちょうど新暦の七夕の時期とも重なっていました。
 さて、旧暦の端午の節句だからと、関南町のWさんから柏餅のお裾分けをいただいたころに撮ったのが問題の写真でした。で、話がややこしくなったのです。つまり、新暦の七夕と関係があるのか、それとも旧暦の端午の節句との関わりなのか、と。あちこちで聞いたけど、いわれを知る人はいませんでした。
 後日、このお飾り?をしたご本人に直接うかがってみました。今では知る人もほとんどいなくなったけど、昔からある「厄除け」だそうです。柊のトゲで厄を除け、ヤツデで払い、塩で清めるということでしょうか。
 ちなみに、教えてくれた方は92歳。何でも聞いてみるのはいいことだよと、子ども扱いで褒められちゃいました。
 さらに余談。ソバを栽培するなら、種まきは旧盆までにといわれます。うるう年で、1ヶ月遅れるなら、もしかしたらと思い立って稲刈りのころに種をまいてみました。でも稔る前に霜がきちゃいました。せっかく十王町の根本さんに種をいただきましたが、やはり間に合いませんでした。


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地名の大ざっぱ 警視庁の道路標識談合疑惑発覚記念!?  
01/11/29
 国道6号を北上し、茨城から福島へ県境を超えてすぐ、勿来漁港があります。別名を九面港。ナコソ漁港は読めるとしても、ココヅラ港はどうですか。
 ついでに書くと、隣あっている五浦のほうは「浦」だけど、九面は「面」と書くんだなぁとずっと思っていました。ところが、勿来の関への上がり口に長塚節の碑が建っていて、それには「九浦」とあります。地名なんて大ざっぱなんですね。
 さて、写真。国道6号は北茨城市大津町の常北中学校の近くです。手前の白い標識には、五浦海岸に「イツウラ」(Itsura)とふりがな。ところが、向こう側の青い看板には「イズラ」(Izura)となっているではありませんか。ここまで大ざっぱだと、責任者に話を聞いてみたくなる。談合不足?。
 

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モケウニ沼 北海道猿払村  
01/11/22
 前々号で自慢しましたが、地元からもお墨付きをもらった北海道情報。それを発信している私メ(すずき)おすすめの一つが「モケウニ沼」です。
 大きな沼と湿原のほかには何もありません。夏のシーズンでも観光客の姿はほとんどなく、静かな静かな静かな空間です。と言っても山奥などではなく、酪農地帯で、周囲には牧場が広がっています。
 猿払村。オホーツク海沿い、稚内市に隣接する最北の地です。ホタテなどの水産と、そして酪農が主な産業のこの村で、今回、2頭目の狂牛病が報じられました。いったい地域にどんな影響が及ぼされるのか。なんとか踏ん張ってと願わずにいられません。

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住めば田舎 小さな町の意気高い決意  
01/11/22
 先週、あるニュースを知って車を走らせました。行き先は、北茨城市に隣々接する福島県矢祭町
 ご存じの方も多いと思いますが、この小さな町の議会が大きな宣言をしました。感動したので全文を転載しちゃいます。ワクワクするような決議です。
 どこの自治体でも広域合併の動きが見え隠れしています。それに先行する形で、北茨城市や高萩市などでは消防・救急業務の一体化が検討されているとも聞いています。
 小さくてこそキラリと光る。そんなふうに誇れる地域を作れたらと思いながら、大北渓谷を上流へ向かったのであって、決して紅葉狩りなどに出かけたわけではなくて…って、誰に言い訳してるんだろ?
 でも途中、やはり紅葉の見事さにも息を飲みました。  「住めば都」なんて格言は前世紀の遺物で、いまは「住めば田舎」って胸を張りたい。

   「市町村合併をしない矢祭町宣言」の決議
 国は「市町村合併特例法」を盾に、平成17年3月31日までに現在ある全国3,239市町村を1,000から800に、更には300にする「平成の大合併」を進めようとしております。
 国の目的は、小規模自治体をなくし、国家財政で大きな比重を占める交付金・補助金を削減し、国の財政再建に役立てようとする意図が明確であります。
 市町村は戦後半世紀を経て、地域に根ざした基礎的な地方自治体として成熟し、自らの進路の決定は自己責任のもと意思決定をする能力を十分に持っております。
 地方自治の本旨に基づき、矢祭町議会は国が押しつける市町村合併には賛意できず、先人から享けた郷土「矢祭町」を21世紀に生きる子孫にそっくり引き継ぐことが、今、この時、ここに生きる私達の使命であり、将来に禍根を残す選択はすべきでないと判断いたします。
 よって、矢祭町はいかなる市町村とも合併しないことを宣言します。

  
  矢祭町は今日まで「合併」を前提とした町づくりはしてきておらず、独立独歩「自立できる町づくり」を推進する。
  矢祭町は規模の拡大は望まず、大領土主義は決して町民の幸福にはつながらず、現状をもって維持し、木目細かな行政を推進する。
  矢祭町は地理的にも辺境にあり、合併のもたらすマイナス点である地域間格差をもろに受け、過疎化が更に進むことは間違いなく、そのような事態は避けねばならない。
  矢祭町における「昭和の大合併」騒動は、血の雨が降り、お互いが離反し、40年過ぎた今日でも、その痼は解決しておらず、二度とその轍を踏んではならない。
  矢祭町は地域ではぐくんできた独自の歴史・文化・伝統を守り、21世紀に残れる町づくりを推進する。
  矢祭町は、常に爪に火をともす思いで行財政の効率化に努力してきたが、更に自主財源の確保は勿論のこと、地方交付税についても、憲法で保障された地方自治の発展のための財源保障制度であり、その堅持に努める。
 以上宣言する。         
平成13年10月31日  福島県東白川郡矢祭町議会 

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生産をあきらめない  
01/11/15
 中国の農村では、労賃が日本の1/30、米1俵が1200円。それと国内の農業とを丸裸で競争させようというのが、いまの政治であり、商社の動きです。しかし、そんな状況がいつまでも続くわけはなく、国内の農業を荒廃させてしまっていいはずがない。
 さる11日、茨城農民連が大会を開きました。県内各地から元気な百姓が集まり、知恵と力を合わせて何としても農業生産を守ろうと議論を重ね、そして飲みました。
 

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思考停止の今昔 特攻隊秘話(続)  
01/11/15
 元憲兵だったという方の証言もありました。
 「軍隊内だけでなく民間の動向を探るのも憲兵の任務だった。敵のスパイにも気をつけたが、とくに重視したのは共産党の動きを察知することだった」
 これに質問。戦争をしてるのに、敵のスパイより国内の共産党に目を光らせたというのはなぜですか? 
 「答えようがない。上からの命令だったし、そういう時代だった」
 そして終了後、ある年輩の方が、こんな感想。
 「我々は戦後の平和教育を受けた。あの人たちはその機会がなかったのだろう。それにしても戦後50年以上、いったい何をしていたのか」
 まさに思考停止そのもの…思い浮かんだのは、そんな単語でした。
 ひるがえって今、はたして私たちは自分の頭で考えているといえるのでしょうか。行け行けどんどんとばかりに戦争にのめり込もうとしている小泉サンや自公政権を選んでいるのは国民一人ひとり…。
(つづく) 

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「赤旗まつり」とゴミの分別
01/11/08
 さる11月2〜4日、東京の夢の島公園。広大な会場全体を貸切り使用して「赤旗まつり」が開かれました。3日間で、のべ20万人が参加したそうです。
 農民連は、全国から農産品を持ち寄って「産直通り」を出現させました。茨城県連はテントを3張り出店。私たち県北農民センターでは、十王町のライスワインや那珂町の地ビール、金砂郷町の綿引さんの実家(秋田県東成瀬村)から取り寄せたイワナ焼き、骨酒、すずき産地のアイガモ汁などを持って参加しました。
 さて、紹介したいのは赤旗まつりでのゴミへの対応です。
 燃せる物と燃せない物に分けて捨てることは一般の参加者も気つけてくれますが、さらにその後、出店者や要員が分別を徹底します。
 たとえば、私たちの販売したイワナ焼き。お客さんは、食べた後の串を燃せるゴミとして捨てます。
 そのままなら、ただの可燃ゴミですが、串に残っている骨や頭などは生ゴミで、堆肥化利用が可能です。いっぽう串棒は、燃せるけどゴミ処理の作業員にとっては危険なゴミです。
 結局、串についている食べ残しを取り除いて、どちらも紙ゴミなどとは別にして集積場に積むという作業になるわけです。
 話は飛びますが、行政(北茨城市)が作ったゴミに関するパンフレットに「捨てればゴミ、生かせば資源」という標語があって笑っちゃいました。そのまんまじゃないか。
 「混ぜればゴミ、分ければ資源」っていうんだよね。
 

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特攻隊秘話
01/11/08
 テロ事件で、旧日本軍の特攻隊が思い起こされています。
 爆弾をつけた飛行機で突っこむ「神風」がよく知られています。が、そのほかにも特攻兵器はあって、潜水服を着て爆弾をつけた棒で敵船をつくのが「伏竜」。「海竜」「蛟竜」は潜水艦、「震洋」はモーターボートです。  
 数年前、「震洋」の基地が北茨城の平潟港にもあったことを、在野の研究者である北茨城市関南町の丹賢一さんが世に明かしました。その丹さんに呼びかけをいただいて、旧震洋隊など元特攻隊の方々の話を直接うかがう機会を得ました。
 平潟港に配属された部隊は出動しないで終戦を迎えたのですが、じつは日立の町が艦砲射撃で焼かれたさいに、出撃命令が出たそうです。それを部隊長が処罰覚悟で阻止。その事実を自ら明かしたのは、戦後40年も経ってからだったといった話を聞くことができました。
   
(つづく) 

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地元も認めた北海道情報
01/11/08
 けさ一通のメールが届きました。北海道庁が開設している「北海道人」というホームページからのリンクの依頼。なんと地図検索というページで、地図メーカー3社につづく4番目に紹介されているではありませんか。
 さぁ「北海道情報なら、すずき産地へ」と自慢しちゃうぞぉ。
 

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泥棒じいさん、いずら、こじはん
01/11/01
 子どものころ、近所みんなで毎日いろんな遊びをしていました。「缶けり」「宝踏み」「S鬼」「アタゴ」「五ケ飛び」「三角取り」…もうルールもうろ覚えだなぁ。
 「泥棒じいさん」という追いかけっこの変種もよくやりました。今から考えれば「泥棒巡査」が正式な名前だったのかもしれません。
 文字と音のすりあわせといえば思い出すのが北茨城市の五浦海岸←なんと読んでいますか? 現地に建つ五浦観光ホテルの読みはイツウラですが、地元ではイヅウラと発音しています。この訛りをNHKあたりがそのまま聞いてイズラと紹介したらしい。今では国道の案内板にもIzuraと表示されてしまっています。(→関連リンク)
 と、ぜ〜んぶ余談。うちの米を食べた岩間町在住のK先生から下のようなメールをいただいて、思わず脈絡のないことを書き連ねてしまいました。  子どものころ、いわゆるオヤツのことをコジハンと言ってました。どんな字を書くのかなんて気にもしませんでしたが、そっかぁ小昼飯(小中飯?)だったかぁ。と、目からウロコでした。
 恋愛米、早速いただきました。美味い。特に冷めてからがよい。生味噌のおにぎりにしたら、子供のころを思い出した。農繁期の「コチュウハン」、泥水で手を洗って頬ばった田んぼの土手での握り飯。たくあんの黄色がまぶしい。・・・・・訪ねて来た者に、出し惜しみしながら3カップだけ渡している。

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コンバイン復活
01/11/01
 先週のたよりを見て「バインダーを積んで駆けつけましょうか」と、いわき市の阿部さんが電話をくれました。十王町の根本さんも、手ぐすねを引いてSOSを待っていてくれました。ありがとうございます。20数万円分の部品を注文して自力で修理しました。  

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竜神峡
01/11/01
 水府村の竜神大橋。歩行者用の吊り橋としては日本一というふれこみです。有料で、渡った先には何もなく、ただ戻ってくるだけというどうしようもなさが訪れる人を楽しませてくれます。まぁ2回以上足を運ぶ人は少ないかもしれませんが、この写真はなかなかの風景でしょ。天下野(けがの)地区から山道をのぼった赤岩というところから撮ったものです。    

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稲刈りは修行!?もしくは寿命がつきかけたコンバインを駆る楽しみ
01/10/25

 いま放映されているNHKの朝の連続ドラマで、主人公の祖父が修験者に扮する場面が出てきます。でも、滝に打たれたりしなくても、うちへ来て稲刈りをすれば、立派な修行ができるのに…。いえ、作業が大変だというのではありません。ポンコツの農機具とつきあうのは、まるで修行のようだと感じてて…(^^;
 さて、ズラリと並べた写真。すべて今年の秋のものです。しかも、1台のコンバインの故障箇所。いやはや、まぁアチコチよくも壊れてくれたものです。
 (参考)1〜7までは自力で修理しながらやってきました。計300aの田んぼ。残りは10aだけなのに、8の重大破損。本格修理には数十万円を要するというし、新品に買い換えれば300万円。まいったなぁ。


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飼料の自給を考える
01/10/25
 わが国の食料自給率の動きをみると、カロリーベースで1965年度の73%から1998年度には40%にまで下がりました。また同期間に、穀物自給率は62%から27%へと大きく低下しています。
 現在の自給率がカロリーで40%。主食の米が100%ちかく自給できているのに、穀物自給率が27%しかありません。この差が、じつは家畜の飼料なのです。
 飼料の原料は、トウモロコシ、ソルガム、大豆、麦、魚粉など。うち、もっとも多いのがトウモロコシで、ほぼ全量がアメリカなどからの輸入です。しかも、その大半が遺伝子組み換え品種。
 うち(すずき産地)では鶏の飼料を自家配合していますが、残念ながら、輸入トウモロコシも使用しています。一般より配合比率は低く、また遺伝子組み換えでない製品を共同購入しているとはいえ、面白くない事態にはちがいありません。
 

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セブンイレブンいい気なもん
01/10/18
 けさの新聞に某コンビニの全面広告があって、こんな能書きが…。
 「セブン-イレブンのおにぎり・お寿司・お弁当・サンドイッチ・ロールサンド・麺類・鍋物・お惣菜・サラダには保存料・合成着色料は使用しておりません」
 そいつはすげぇや!
 と、さっそく足を運びました。
 商品パッケージに「保存料・合成着色料を使用しておりません」という赤いシールが目立つハムチーズサンドとタコ焼きを買い求めてみました。ムダづかいは承知の、消費税込み535円也。
 サンドイッチには、きれいなピンクのハムがはさまれています。着色料を使わないで、こんな色が出せるのかなぁと首をかしげつつ、パックに貼られているシールをアップで撮ったのがこちらの写真です (見えにくいかな)。
 そこには、乳化剤、カゼインNa、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、フマル酸発色剤(亜硝酸Na)、安定剤(ローカスト グアー セルロース)…といった文字が並んでいます。
 ちなみに、こうした食品添加物の表示は、法律で義務づけられたものだけが記載されていて、義務づけのないものは記載されないと聞いたことがあります。それでも、こんなにも添加物が入っているわけです。
 で、新聞の全面広告といい、赤いシールといい、この大宣伝にはいったいどれほどの中味があるのか疑問がわいてきませんか。もちろん虚偽告知もしくは誇大広告にはならないような言い訳が用意されているはずでしょうから、そのうち問い合わせをしてみます。お楽しみに。

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映画「日本の黒い夏」
01/10/11

 初夏のある日の田んぼでのこと。おばちゃんが畦道で何やら怒っています。聞けば「誰かが用水路の堰を張りっぱなしにしたもんだから、うちの田んぼまで水があふれて、きのう散布したばかりの農薬が流されちゃった」と。明らかに私を犯人だと決め付けての愚痴です。ぬ、濡れ衣だぁ!
 とまぁ、えん罪もこのていどならご愛敬です。でも、それが強盗殺人罪となると…。そんな重大なえん罪事件が茨城県にもあることをご存じですか?
 布川事件。1967年の夏、利根町布川で独り暮らしの老人が自宅で殺されているのが発見されました。そして、桜井昌司さん(当時20才)と杉山卓男さん(当時21才)が犯人とされました。物的証拠は何もなく、警察・検察による「自白」調書だけが唯一の証拠でした。最高裁まで無実を訴えましたが、判決は無期懲役でした。
 獄中からの再審請求は棄却。そして29年の服役の後、お二人は仮釈放されました。いま、日本弁護士連合会の布川事件委員会が中心になって、えん罪を晴らすべく第二次再審請求の準備をすすめています。
 こうしたことを一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと、支援する人々が取り組んでいるのが上記の映画「日本の黒い夏」の茨城県縦断上映です。どうぞおでかけください。

10月20日(土) 午後6時50分〜
十王町 ゆうゆう十王Jホール
前売り券1300円 
 映画の県北実行委員会に、再審を求める桜井さん本人が足を運び、やってもいない殺人について、どんなふうに「自白」させられていったかを昨日のことのように語ってくれました。そして、無実の罪で29年も服役し、いま選挙権もない仮釈放の身。何としても真実を認めさせたい、と。

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情報と狂牛病と
01/09/27
 狂牛病が大きな問題になっていますが、農水省のゴヂャッペな対応にはあきれるばかりです。農家にとっても消費者にとっても、あれはもう行政による人災です。
 それにしても、病牛は焼却処分したという大ウソ。バレないと思っていたんだから、私たち国民はナメられてるんだよねぇ。みんなで怒らなきゃ。
 ところで、「輸入牛しか使わないから安全」という貼り紙をしているレストランなどがあるとも聞きます。とんでもないぞぉ。
 だって、きちんとした情報が伝えられないということが最も問題なわけです。その意味では、輸入牛こそまともな情報はほとんど入らないのですから。
 トウモロコシやジャガイモなど、認められていない遺伝子組み換え作物が輸入され、食べさせられていた実態が明らかになったのは記憶に新しいところです。
 とりあえず個人的には、牛乳や肉は今までどおり普通に食べるつもりです。というか母ちゃんてば、たまには豚肉でない牛肉のスキヤキも食べさせてくれぇ !
 それに対して、肉以外のどんな部位を原料にしているかわからないハンバーガーなどは、今まで以上に確信をもって食べないようにしたいと思っています。

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茨城県のムダづかいアメリカの戦争
金儲けできる人がいるという共通点       01/09/20
 茨城県知事選挙が終わりました。投票率は過去最低で、30%にも達しませんでした。いわばパラパラの拍手で3選を果たした橋本知事は、投票率の低さについて「茨城県民が豊かであることのあらわれ」などとのたまわっています。
 そして掲げた政策は「工業団地や港湾、空港を整備して企業を誘致し、財政の再建をはかる」とか。いまだにそんなこと言ってるんですよぉ。
 ひたちなか市にジョイフル本田という大きなお店がありますよね。あの周囲に広大な空き地が広がっていることにお気づきだと思います。あれ、空き地なんかじゃなくて、県が造成した工業団地なのです。
 常磐自動車道と北関東道がつながるあたりで今、大規模な土地造成がすすんでいます。やはり工業団地をつくるのだそうです。さらに百里基地の軍民共用化について紹介したことがありますが、そこに隣接して工業団地をつくる計画もあります。
 写真は、北茨城市の中郷工業団地。完成して何年も過ぎますが、企業立地は一社もなく、造成費にあてた借金の利払いだけがかさんでいます。いずれは税金で尻ぬぐい?
 ちょっと理性が働くなら実施されるはずはないであろう事業が際限なく推進される現実があります。
 はっきりしているのは、その税金ムダづかいの陰で、確実に儲けている人たちがいるということです。いわずと知れたゼネコンと、そこから献金をもらっている政治屋たちです。
 さて一方、テロ事件。報復という名の戦争準備がすすんでいます。
 「自分の息子をタレントなんかにしてないで、アフガニスタンにでも行かせろ」といった感情論?はともかく、ほくそ笑みながら戦争を心待ちにしている人たちの存在には目を向けたい。米大統領の後ろ盾でもあるアメリカの軍需産業です。
 理性でも人命でもなくカネ優先で、陰から政治を動かす連中の力は強大かもしれないけど、でも、あきらめるわけにはいきません。

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パールハーバー再びもしくは原発の無事
01/09/13
 野菜だよりのバックナンバーを探したら、もう5年前のNo.312でした。世界食料サミットについて「20年たっても4億人以上は飢えたまま」という記事。もちろん、そんな裏読みは、マスコミなどでは全然みられませんでしたが、小さく伝えられたのがキューバのカストロ首相の発言。「飢餓人口を半減させるとの目標は嘆かわしい」と宣言の手ぬるさを批判。会場から万雷の拍手が沸いたというのです。 さて、そんな古い話を思い出したわけは…
  きのうのマスコミは朝から晩まで、アメリカで起きた「同時多発テロ」ばかりでした。同じ画像、同じコメントがこれでもかというほどに流されるなか、いつのまにか目立たなくなった報道のほうが気になりました。
 一つは、アメリカの高官だから有力議員だかが言ったという「イッツァウォー」(これは戦争だ)という発言。 たとえばアメリカやNATOによる空爆などは、それが不意打ちであろうとも、テロ行為とはよばれません。 逆に今回のテロを「戦争だ」と言ってしまったら、その非人道性を非難する口実が弱まってしまう。そんな「配慮」が働いているとみました。
 もう一つは、「訪米したさいの警備の物々しさは異様だった。アメリカはテロを事前に察知していたのだ」という田中外相の発言。これもあまり繰り返されませんでした。
 今回、被害にあったのはニューヨークのど真ん中のビルと、そして米国防総省です。つまり、アメリカのどこであろうと攻撃ができたはずなのです。そこで大きな疑問。つまり…
 アメリカを本当にやっつけたいのであれば、なぜ原子力発電所をねらわなかったのでしょうか? 大型旅客機4機が、それぞれ原発を標的にすえたなら、はるかに大きな「戦果」をあげられたはずです。しかし、なぜかそれをしていない。
 思い出すのは「真珠湾」です。たしかに日本軍の攻撃によって大きな戦艦は撃沈されたものの、近代戦の主力になりつつあった空母はすべて無傷で温存されたのでした。じつは、この日本軍の奇襲作戦をアメリカは事前に察知していたからだといわれます。 
 今回の「テロ事件」でも、たとえば狙われたのは偶然?にも大統領が留守だったワシントンやニューヨークであり、また国防総省の被害など偶然?にも国防長官がいたところとは反対側のはじっこでした。
 ちなみに金砂郷町のWさんのやぶにらみを下記に抜粋。私も同感です。
* 
 まぁ藪の中の真相はともかく、きのうの夕方、NHKラジオが伝えた各国首脳の発言のなかで耳に止まったのが、5年ぶりのカストロ首相でした。
 「テロは許されないが、それを武力では決して防止できない」
 ブッシュや小泉サンに聞かせたい。
  アメリカの驚愕 (お気楽大僧正さんのHPから)
 ……ある意味では、アメリカの支配層にとっては、「国体の護持」に最適の出来事と見て取れますね。何故?陰りを見せ始めたアメリカ経済の一時的なカンフル剤としての効果。「ミサイル戦略」などの新たな高度な軍事システムの実践により、世界的に「憲兵隊」の威信を再認識させる正当な「報復」攻撃が出来る。もはや使用期限が来ている「戦材」も大盤振る舞いできる。具体的特効薬に欠けているブッシュ.Jの体制固めに外敵を利用できる。最高の環境が整えられましたね……

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情報と狂牛病と
01/09/27
 狂牛病が大きな問題になっていますが、農水省のゴヂャッペな対応にはあきれるばかりです。農家にとっても消費者にとっても、あれはもう行政による人災です。
 それにしても、病牛は焼却処分したという大ウソ。バレないと思っていたんだから、私たち国民はナメられてるんだよねぇ。みんなで怒らなきゃ。
 ところで、「輸入牛しか使わないから安全」という貼り紙をしているレストランなどがあるとも聞きます。とんでもないぞぉ。
 だって、きちんとした情報が伝えられないということが最も問題なわけです。その意味では、輸入牛こそまともな情報はほとんど入らないのですから。
 トウモロコシやジャガイモなど、認められていない遺伝子組み換え作物が輸入され、食べさせられていた実態が明らかになったのは記憶に新しいところです。
 とりあえず個人的には、牛乳や肉は今までどおり普通に食べるつもりです。というか母ちゃんてば、たまには豚肉でない牛肉のスキヤキも食べさせてくれぇ !
 それに対して、肉以外のどんな部位を原料にしているかわからないハンバーガーなどは、今まで以上に確信をもって食べないようにしたいと思っています。

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当面は非売品無農薬栽培で小麦粉!
01/09/06
 いま一般に消費されている小麦のほとんどが輸入物であることはご存じのとおりです。その、ほぼ全量がポストハーベスト、つまり船積みの前に農薬がまぶされています。
 その結果、パンからもお菓子からも、はては赤ちゃんの離乳食からも残留農薬が検出されることが、農民連の食品分析センターの取り組みで明らかになってきています。
 まともなものを食べたいと願えば、自分たちで作るしかありません。そう思って、何年も前から小麦を栽培してきました。
 そしてついに一昨日、粉をひき、うどんを打って食べたのです !  そのおいしさたるや、もう…
 ただし当面は、お届けできそうにありません。粉ひきのさいのフルイを自動化できた時点で改めてご案内しますが、どうしても欲しいという方は、どうぞご自分でフルイに来てくださいませ。
 以下は、ずっと前の記事。(ちょっと思いつきで付け足し) 

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青刈りと直売と借金と
99/05/27
 先週のつづきになりますが、うちで銀シャリを常食できるようになった数年後から、いわゆる減反政策がはじまります。あいまいな記憶をたどれば、1970年から、10%の割当だったかな。それが年々増やされてきました。
  給料を減らされることと同じだと反発しながらも、みんなと同じように、うちの親父も受け入れてきました。それが、「青刈り」をきっかけに拒否に転じ ます。
  青刈りというのは、田んぼに稲を作付けしながら、それが稔る前に刈り倒してしまうこと。うちの親父も一度は受け入れました。ところが…
  刈り倒している稲の茎の中に、すでに小さな穂が育っているのをみつけたのです。涙がこぼれたといいます。そして、こんな馬鹿なことを強制する農政には従っていられないと。以降、いっさい減反を拒否するようになったのです。
                  * 
  さて、最近では「ガイドライン」がそうでしたが、お上が国民をだますとき に使うのがカタカナ言葉。減反政策では「ペナルティ」というのがあります。わかりやすくいうと罰則です。いろいろ項目がありますが、その一つに…
  減反をやらないと、その翌年には、割当分の米を農協が買い上げないというのがありました。出荷枠が減らされてしまうのです。当時の食管法のもとでは、 個人で米を販売することは禁じられていましたから、いわば死活問題です。
  私がUターンしたのは減反を拒否して3年目くらい。ペナルティは年々上乗せされて、その年の出荷枠は15俵分、さらに翌年には1俵しかなくなってしまいました。やむをえず選んだのが、直売の道でした。もちろん食管法に違反する行為です。
  ちなみに、減反政策そのものは法律ではなく、あくまでも農家の自主的な判断にもとづく「協力」でしかありません。法律にもとづかない政策が押しつけられ、それに協力しない人間は、法律に違反しなければ生きていくことができない…そんなとんでもない矛盾がまかりとおってきたのでした。
  まぁ、おかげで現在があります。いま誰でもが考えている直売をいち早く開拓できたわけですから。そして何より、農協へ出荷してチョンだったら、今ほどに無農薬にこだわった努力をしてきたかどうか。
  自分で売るしかなかったからこそ買ってもらえる商品として質を高めたいと思ったし、食べる人の顔が見えるからこそ喜んでもらえるものを届けたいと思ったし…かっこつけすぎかなぁ。
  ペナルティの大きな中味がもう一つあります。農業関係の助成金が受けられないということです。
  たとえば、無利子で資金を借りられる後継者資金という制度があります。私のばあい、Uターン直後に、それを借りてハウスを建て、ホウレンソウの施設栽培などを考えました。ところが、減反未達成ということで相手にされませんでした。また、農機具を購入するさいに低利で借りられる近代化資金にしても、対象外。
  これまた感謝しなければなりませんが、おかげで無借金経営です。
  「農政や農協の言ってる反対をやれば農業はうまくいく」とは誰もが口にす ることです。それを徹底してきたこようなこれまでを振り返ってみて、なるほどと実感するしだい。

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銀シャリこだわる理由
99/05/20
 もしかすると30歳代以下の人は言葉そのものを知らないかもしれませんね。「銀シャリ」。念のため書くと、麦粒などを混ぜない白米だけで炊いたご飯のことです。
  子どものころ、毎日の食事は麦飯でした(すずき)。当時、まだ家にはテレビはなく、近所で見せてもらっていたテレビの時代劇か何かで出てきた、銀シャ リという言葉。あこがれをもって聞いていました。
  そして、テレビを購入したのとどちらが先だったかは定かでありませんが、ようやく麦を混ぜないご飯が食べられるようになったのは小学校5年生のころ です。
  茶色のスジが入っていない、きらきら光る白米だけのご飯! 噂に聞いていた銀シャリって、ほんとうに見た目も言葉どおり銀シャリなんだなぁとしみじみ。30数年すぎた今でも覚えている感激です。
  その裏返しでしょうか、麦飯や玄米食などに関心が湧きません。ときどき観光地などで、麦トロなんてメニューがありますが、「麦飯をありがたがる気がしれねぇ」などとウソぶいています。まぁ、得にもならなければ、意味もないこだわりです。
  と、長い前置き。これからが本題。
  かつて麦飯を食べていたのは健康のためなんかではありませんでした。その本当の理由を母親から教わったのは、ほんの数年前のことです。なんと、食べる米が足りないから麦を混ぜていたというのです。
  驚きました。だって、うちは稲作農家。それこそ米は売るほど作っていたはずです。なのに、自分で食べる米に事欠いていたというのです。知りませんでした。
  その背景にあったのが「供出」です。40歳代の私たちは使わない言葉ですが、親たちの世代の農家では、米を出荷することを「供出」と表現する人が少なくありません。
  つまり主食である米は、自分で収穫して自由に販売する「出荷」ではなく、決められた価格で強制的に「供出」させられるものだったのです。そして、家族みんなが銀シャリを食べられるだけの量の米を自分の手もとに残すことすら許されなかったというわけです。
  ちなみに、稲作農家である我が家で、ようやく銀シャリを食べられるようになった、そのわずか数年後、こんどは逆に「減反」の強制が開始されることになります。
(つづくかなぁ)

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