2005/01/08

ノート(赤)

 
ご飯のおかずから世界まで
 (「北茨城民報」1月号外から)
 

 


 ● 土の上で子育て
 北茨城市に暮らして20年になります。土の上で子育てをし、安全でおいしい食べ物を作りたいと有機農業を始めました。試行錯誤の連続で、自然卵や無農薬栽培の野菜・米を直売するなかで、台所をあずかるたくさんの方々と交流してきました。
 輸入農産物が増えるなかで深まる農業の危機は、とりもなおさず食べ物の危機。農家だけでなく、消費者の皆さんにとってこそ大きな問題です。といった話題はもちろん、ときには子育ての悩み事も聞いていただきました。わが子のアトピーや不登校に直面し、子どもたちのおかれている不安定さに共感しあいました。
 ● 食卓から世界が見える
 そんな農家の母ちゃんが、市議会議員となって6年になります。
 今いちばん話題になるのは、学業を終えてもなかなか就職先がないということ。「ウチの娘はなんとか正社員になれたけど、お友達は保険もないパートなのよ」「若い人を雇うことができないこの国は、これから一体どうなるの。私たちもやすやすと老後を送っていられない」。声は切実です。
 そして、「イラクへ自衛隊を送ったことは、アメリカの言いなりだよね」「人道支援というなら、自国の被災地にこそ力もお金も注ぐべきよ」「就職先がないからと、鉄砲もって他所の国までいくのは変だよね」。台所から真っすぐ世界が見えてきます。
 ● 一人ひとりを大切に
 私も、わが子や友人が他の国の人に銃口を向けるようなことは絶対にさせたくありません。そうではなくて、水害や地震被害のときに多くの人がみせた助け合い、とくに若い人たちの温かい心が生きる世の中を作りたいと強く思います。
 安全な食べ物が自給できて、休みのある人間らしい働き方をし、身体が弱くなっても支えがあり、お互いを大切にしあえる、そんな街づくりのために行政は予算を使うべきです。
 そうした立場で、皆さんの声を議会に届けてきました。今後も、病院建築など大きな課題が控えています。議会・行政が市民に開かれた方向で発展できるように全力でがんばる決意です。
 ● 身近な相談相手として
 さらに、頼れるのは最後は共産党しかないと何人もの方がお見えになり、せっぱ詰まった相談も増えてきました。一緒に弁護士事務所や裁判所に足を運ぶなどして、たくさんの勉強もさせていただいています。 後から、「おかげで元気が湧きました」という声をいただいたりするなかで、逆に私自身が励まされる毎日です。



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